ともしび。


「どこだ――杖は――出てこい―― 『ルーモス! 光よ!』」
杖を探すのに必死で明かりを求め、ハリーは独りでに呪文を唱えていた。
――すると、なんとうれしいことに、右手のすぐそばがぼーっと明るくなった。
杖先に明かりが灯ったのだ。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

第一章〜襲われたダドリー〜より